かわいいしろくま


氷のうえにのったしろくま、
ちょっとじまんげな表情をしています。
作者は5才、保育園の年長さんの女の子。
氷の表面がすこしへこんでいるのは
体重がものすごくおもいせいでしょう。

おさないでね。
でも海におちてもだいじょうぶ、
しろくまは泳ぎがとてもじょうずだそうです。

このしろくまは「ほっきょくぐま」。
作者がおしえてくれました。
マーカーですらすらとかきあげましたが、
かわいいしろくまが
頭のなかでえがかれるのを
まっていたのかもしれません。
まるをつけたところに
ご注目ください。
↓
ええ?

足のうらまでえがかれたしろくまなんて
はじめてです。
またこれがなんともかわいらしくて、チャーミング。
しろくまの足のうらがこうなっていることを
作者はしっていたのですね。

ねこの足のうらにもにていますが、
もしこれがねこだったら
すってんころり、
すべってギャーギャーおおさわぎでしょう。
もちろんこの足のうらのおかげで
しろくまはすべったりはしません。
しろくまたちのすんでいる海を
ブルーや、オレンジや、きみどり色の線で
とてもきれいに表現しました。



少年少女世界の美術館より 司馬遼太郎
少年や少女たちが、
その年齢のときから美しいものにあこがれ、
何が美しく、何が嫌悪すべきものであるかを身につけなければ、
きっと醜悪なものの中で
平然としている人生を送るにちがいない。
美の訓練は、
智恵のできた大人になってからでは遅いらしい。

これっておもしろい!
そこからさらにもう一歩、
ほかの切り口からでもながめられる。
そんなすばらしい感性があることを
こんどもみせてくれました。
「こんなにたのしくかいてくれてありがとう」
しろくまさんたちも
そういっているにちがいありません。
かわいらしくて
とてもすてきな絵になりました。

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