うちゅうは数字だ 数字でつながる火星のいきもの
はじめて目にするようないきものばかりです。
もっとちかづいてみましょう。
おお、なんだ、これは!
作者は小学3年生の男の子。水彩。
それぞれの絵には
こまかく数字がかきこまれています。
うちゅうの犬?
たしかにしっぽのようなものがあるにはある。
矢じるしがあって
「しんか」とあります。
進化したということ?
すごいなぁ。どうなったのか見てみたい!
えっ、これが
進化をしたものなの?
なぞをとくかぎは数字です。
進化するまえは8メートル50センチ(よこはば)だったのに
進化したらなんと11000000メートルです。
ゼロをひとつふやすごとに絵が
ぐんぐんおおきくなる。
90トンでもすごいのに
進化したこのせいぶつはいったい何トンになるんでしょう。
こんなふうに進化するためには
気のとおくなるような年月がかかっているはずです。
プロペラみたいな4まいのはねがある火星人が
とびまわっている?!
作者には想像力という
高性能のエンジンがあります。
この絵のなかにかきこまれた数字や単位は
ただ大きさをしめすものではなく
そのエンジンを発火させるためのもの。
この赤は想像力の
ほのおの色なのでしょう。
少年少女世界の美術館より 司馬遼太郎
少年や少女たちが、
その年齢のときから美しいものにあこがれ、
何が美しく、何が嫌悪すべきものであるかを身につけなければ、
きっと醜悪なものの中で
平然としている人生を送るにちがいない。
美の訓練は、
智恵のできた大人になってからでは遅いらしい。
漢字でも、数字でも、単位でも、ものがたりでも、
そこに知的な刺激があれば
たちまち表現にしてしまう。
自由で、のびのびとした感性は、
未来へのとびらをこじあけてくれること
まちがいありません。
この作者がいまでしかかけない
すばらしい作品になりました。
作者には想像力という
高性能のエンジンがあります。
この絵のなかにかきこまれた数字や単位は
ただ大きさをしめすものではなく
そのエンジンを発火させるためのもの。
この赤は想像力の
ほのおの色なのでしょう。
少年少女世界の美術館より 司馬遼太郎
少年や少女たちが、
その年齢のときから美しいものにあこがれ、
何が美しく、何が嫌悪すべきものであるかを身につけなければ、
きっと醜悪なものの中で
平然としている人生を送るにちがいない。
美の訓練は、
智恵のできた大人になってからでは遅いらしい。
漢字でも、数字でも、単位でも、ものがたりでも、
そこに知的な刺激があれば
たちまち表現にしてしまう。
自由で、のびのびとした感性は、
未来へのとびらをこじあけてくれること
まちがいありません。
この作者がいまでしかかけない
すばらしい作品になりました。
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