うちゅうりょこう 第63回日本ジュニア展 入選

第63回 日本ジュニア展  入選

水彩画 7才


000.jpg


最近では
子どもたちが描く宇宙の絵も
だいぶかわってきました。

なにしろ宇宙ステーションから
日本人の飛行士が
日本語で話しかけてくる映像を
じっさいに目にしているんですからね。

作者は小学2年生の男の子。


0-qqu-1.jpg


これは日本の宇宙飛行士が長期滞在をした
宇宙ステーションです。

宇宙ステーションは
地上約400キロメートルの上空にあって
地球のまわりをおよそ90分かけて
まわっているそうです。

これを地球上で展示すると、
大きなサッカー場が必要だとか。


0-fff-b1.jpg


かつての小学生は
想像をたくましくして宇宙への夢を絵にしました。

いまの子どもたちは
宇宙ステーションがじっさいにあるものとして
描いています。

それだけに描写がリアルで
機能的な美しさに満ちています。


0-simple-0001.jpg


宇宙空間に羽をひろげているような
太陽電池のパネルのうつくしさ。

あれはロボットアームにちがいありません。

さまざまな実験をするところ(実験モジュール)と
暮らすところ(居住モジュール)があって、
 ステーションのなかでは
Tシャツでもだいじょうぶであることも
知っています。


0-too-001.jpg


司馬遼太郎さんは
『少年少女世界の美術館』のなかで
子どもたちのためにこんな文章を寄せています。

少年や少女たちが、
その年齢のときから美しいものにあこがれ、
何が美しく、何が嫌悪すべきものであるかを身につけなければ、
きっと醜悪なものの中で
平然としている人生を送るにちがいない。
美の訓練は、
智恵のできた大人になってからでは遅いらしい。


00000-新規_1_000


必要最小限のもので
可能なかぎりの実験をして
地上へもどってくるミッション(使命)。

作者はそのことをもふくめて
宇宙をとてもうつくしいものとしてとらえ
水彩で表現しています。

あそこがぼくの住んでいるニッポン。
地球を真上にもってきた構成もおもしろく、
作者の知的好奇心が
とてもすがすがしい印象をあたえてくれる絵になりました。

この作品は 第63回 日本ジュニア展 に
入選しました。

日本ジュニア展のようすはこちらからどうぞ。
その1   その2


000.jpg


ランキングに参加しています。
クリックで応援をお願いいたします。

にほんブログ村 美術ブログ 美術教室・学習へ
スポンサーサイト



テーマ : 絵画教室・制作日誌
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール
アトリエ10美術研究所

アトリエ10

Author:アトリエ10

幼稚園生・小学生・
中学生などが対象の
こども美術塾です。

東京都文京区

最新の記事
アトリエ10美術研究所 ホームページ
ぼくがサンタで、サンタがぼく
あのね、いまスマホでおくるから・・
宇宙とさかな
A4 サイズのワンダーランド その3
A4 サイズのワンダーランド その2
A4 サイズのワンダーランド  その1
アトリエ10 ご案内
作品アルバム 2
10秒ごとにかわります。
作品アルバム 1
10秒ごとにかわります
カレンダー
11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
ランキングに参加。よろしかったらクリックをおねがいします!
ブログ村のランキングに参加しています。 クリックをしていただくとはげみになります。      ↓
カテゴリ
ブログ村に参加しています
人気ブログランキング
絵画.美術教室 検索
検索フォーム
QRコード
QR