日本ジュニア展 入選 くるみわり人形
第62回 日本ジュニア展 入選おめでとう!
フランス語からきているモーブ色といえば、グレーの入った淡い青紫。
リラ(ライラック)の花にも、おなじ薄紫があります。
背景のこの色が、
すばらしく効果的でした。

びっくり顔のくるみわり人形が、
こんなシックな色彩に変貌するとは思ってもいませんでした。
作者は中学一年の女の子。油絵です。

足もとのおきものは二つでひとくみのペア。

こちらのくるみわり人形も、
顔の形はなんとなくペアふうですが、
ひげ、まゆ、目の色の微妙な差が、
なるほどと思わせるようなおもしろさ。
なにかいいたげという表情にもっていったところは、
さすがに中学生らしい表現力です。
配色のデザイン的センス、
形のくみあわせのおもしろさ。
どの部分をどんなふうにきりとっても、
この絵の個性がくっきり。

色彩に無理がなく、
美しく調和しているのは、
ひとつひとつの色をパレットの上でよく吟味し
ていねいにぬりわけているからでしょう。
色彩のやわらかなトーンは、
人の緊張をときほぐし、
しずかな存在感とユーモアで、
心のなかにすっとはいってくれそうです。
あらら、またこの顔にあってしまった!
くるみを割れるほどの歯だったらいいのにね、
なんて会話もきこえてきそう。
この絵ができあがったとき、
あそこにかざってあげたらぴったりなのに、
という空間がぱっと思い浮かびました。
この作者が、はたして、
賛成してくれるかどうかはわかりませんが・・・・
その場所とは、歯医者さんの待合室です。
わたしなら、もっとふさわしいところをを見つけてあげられるのになあ・・・・・
それならぜひお聞かせください。
それこそが絵との対話で、
この絵にはそういう対話をうながす作品の力(存在感)が
あるという証拠です。
完成するまでにずいぶん時間がかかりましたが、
いま、絵は作者の手をはなれて、
いろいろな人のところに届けられようとしています。
作者のやさしいひとがらのあらわれた、
すてきな絵になりました。
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フランス語からきているモーブ色といえば、グレーの入った淡い青紫。
リラ(ライラック)の花にも、おなじ薄紫があります。
背景のこの色が、
すばらしく効果的でした。

びっくり顔のくるみわり人形が、
こんなシックな色彩に変貌するとは思ってもいませんでした。
作者は中学一年の女の子。油絵です。

足もとのおきものは二つでひとくみのペア。

こちらのくるみわり人形も、
顔の形はなんとなくペアふうですが、
ひげ、まゆ、目の色の微妙な差が、
なるほどと思わせるようなおもしろさ。
なにかいいたげという表情にもっていったところは、
さすがに中学生らしい表現力です。

配色のデザイン的センス、
形のくみあわせのおもしろさ。
どの部分をどんなふうにきりとっても、
この絵の個性がくっきり。

色彩に無理がなく、
美しく調和しているのは、
ひとつひとつの色をパレットの上でよく吟味し
ていねいにぬりわけているからでしょう。

色彩のやわらかなトーンは、
人の緊張をときほぐし、
しずかな存在感とユーモアで、
心のなかにすっとはいってくれそうです。
あらら、またこの顔にあってしまった!
くるみを割れるほどの歯だったらいいのにね、
なんて会話もきこえてきそう。
この絵ができあがったとき、
あそこにかざってあげたらぴったりなのに、
という空間がぱっと思い浮かびました。
この作者が、はたして、
賛成してくれるかどうかはわかりませんが・・・・

その場所とは、歯医者さんの待合室です。
わたしなら、もっとふさわしいところをを見つけてあげられるのになあ・・・・・
それならぜひお聞かせください。
それこそが絵との対話で、
この絵にはそういう対話をうながす作品の力(存在感)が
あるという証拠です。

完成するまでにずいぶん時間がかかりましたが、
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