アトリエのくるみわり人形
第61回 日本ジュニア展 に入賞。
日本ジュニア美術協会賞 にえらばれました。 おめでとう!
描かれているものをいち、に、さん、し、
と数えていくと、全部で11。
それが前列、中列、後列と並んでいます。
はじめて描いた油絵にしては、
なかなかの力わざ、
ええっ、と驚かれるかもしれません。

キャンバスに顔を近づけて、
絵の具をぐいと塗り、
体を反らせて距離をおいてながめる。
こんなふうに見えるんだ!
そんな体の動きがそのまま筆のタッチになって、
近くからながめても遠くからながめても
みごたえがあります。

油絵の具の匂いは、はじめてのときには新鮮で強烈。
絵の具の匂いは伝わらなくても、
五感を働かせて描いている楽しさは
この絵からも十分に伝わってきます。

作者は小学四年生の男の子。

中列にそろえた人形たちの面々。
ここにたくみにポイントをしぼりました。
せいぞろいさせたこの顔が、
なんとも楽しい。
「さあ、みんなー、用意はできたかー?」

どの人形の声なのかは一目瞭然ですね。
いちばんえらそうにしていて、
いちばん声が大きそうで、
作者もそれを知って主役あつかい。
このヒゲです。

近づいてながめれば
あぶら(絵の具)ののったこの存在感。
「用意はできかー」というのは
もしかして作者に向けられていたのかもしれません。
もちろんこの作者の応えは、
うおー。
思い切りだいたんに描いてあげました。

時間はかかりましたが、
集中力を絶やすことなく、
最後まで描ききった小さな大作になりました。
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