テンダー・ハート

プレートに書かれた
 TENDER HEART を日本語に訳すと
「やさしい心」。
テンダー・ハートにつながっていたバルーンが、
いまいきおいよく放たれたところです。

ひとつよりふたつ、
ふたつよりみっつ、
みっつよりよっつ・・・・。
小さくてかわいらしいものは、
たくさんあったほうが楽しい。

色とりどりのバルーンが空間をうめつくしています。
作者は小学4年生の女の子。

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かずあるクリスマスのかざりもののなかから、
テンダー・ハートをえらんだのは、
この人形がかわいらしくて、
おもしろかったからにちがいありません。

赤い髪の毛。くりっとした大きな目。三角形の鼻。
どこかでお会いしたような・・・?

そうかもしれません。
90年以上も前から、
アメリカの子どもたちにはおなじみの人形です。

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さいしょは絵本のなかに登場。
つぎには抱き人形になって人気者になりました。
おとうともいます。
女の子の名前はラガディ・アン。
おとうとはアンディ。

どんな物語なのか知りたくなりますよね。
絵本作家であった父親が、病気になったむすめのために、
毎晩してあげたお話がもとになっているそうです。
その話の主人公になったのが、人形のラガディ・アンでした。

それにしてもなんとたくさんのバルーン。
大きいものがあり、小さいものがあり、
おもしろいデザインがあり、かわった形があり・・・。
風船だけに、想像力でたっぷりふくらんでいます。

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絵の具とフェルトペンをじょうずにつかっているので、
全体がなんともかろやか。
かさなりあったパルーンが、
遠のいたり、
近づいたりと、
絵に動きをあたえています。

メリー・クリスマス!
テンダー・ハートをこめたバルーンが、
いまクリスマスプレゼントとして、風にのって、
はこばれていくところなのでしょう。

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もしテンダー・ハートが重たくて、
かさばるものだったら、
それはテンダー・ハートではありません。
おせっかいか、押しつけです。
ほんとうのテンダー・ハートは、
バルーンではこべるくらい、
かろやかなんですね。

看病もむなしく、子どもは亡くなってしまいましたが、
その子が大好きだったラガディ・アンの物語は、
絵本や人形となって、
世界中にひろまっていきました。

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この絵の作者が、
ラガディ・アンのおいたちを知っていたかどうかはわかりません。
でも、サンタクロースといっしょにこの人形を描きたいと思ったとき、
テンダー・ハートでむすびついた何かを
鋭敏に感じ取ったのでしょう。

そういうやさしい感受性が、
絵のなかの楽しさや美しさにつながっています。

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