だいすき みじゅまる
ぱん、ぱん、ぱん、ぱん。
花火ではありません。
なんとハンバーガーが四つ。
大好きなキャラクターグッズもこの作者の手にかかると、こんなふうな絵になります。
作者は小学一年の女の子、油絵(F10号)で挑戦。
子どもたちはアニメのキャラクターグッズが大好きです。
でもそれを描いて一枚の絵として完成させるためには、
ノートの切れ端に落書きするのとはちがう何かが必要。
それにしてもハンバーガー四つは多すぎるんじゃないの?
いえ、食べるというわけではないし、やはり、
ぱん、ぱん、ぱん、ぱんと四つないとバランスが悪い。
この絵では、この円盤のような形がいろいろなところに出てきます。
みじゅまるの顔もそう。
サッカーボールのように丸くかたまって浮かんでいる雲。
これらが、絵のなかで楽しいリズムを生み出しています。
顔の部分は水色の絵の具をまぜて、
大きなストロークで思い切り腕を動かしています。
この元気のよさは、物おじしない明るい性格そのまま。
さくらを思わせる淡いピンク。
このおとなしい色が、意外にも黄色と水色をこんなに引き立てている。
そういうことがわかっただけでもすばらしい。
キャラクターグッズなどをモチーフにすると、
大人の人ほど身構えててまいます。
ハンバーガーを勢いよく空中に飛ばすというような芸当はなかなかできません。
あれ、どうしてこんなところに連れてこられたのかなあ?
そんな表情で、みじゅまるは絵のなかにおさまっています。
第58回 日本ジュニア展 入選
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