だいすき みじゅまる

ぱん、ぱん、ぱん、ぱん。
花火ではありません。
なんとハンバーガーが四つ。

大好きなキャラクターグッズもこの作者の手にかかると、こんなふうな絵になります。
作者は小学一年の女の子、油絵(F10号)で挑戦。 



子どもたちはアニメのキャラクターグッズが大好きです。
でもそれを描いて一枚の絵として完成させるためには、
ノートの切れ端に落書きするのとはちがう何かが必要。



それにしてもハンバーガー四つは多すぎるんじゃないの?
いえ、食べるというわけではないし、やはり、
ぱん、ぱん、ぱん、ぱんと四つないとバランスが悪い。
この絵では、この円盤のような形がいろいろなところに出てきます。



みじゅまるの顔もそう。
サッカーボールのように丸くかたまって浮かんでいる雲。
これらが、絵のなかで楽しいリズムを生み出しています。


顔の部分は水色の絵の具をまぜて、
大きなストロークで思い切り腕を動かしています。
この元気のよさは、物おじしない明るい性格そのまま。

さくらを思わせる淡いピンク。
このおとなしい色が、意外にも黄色と水色をこんなに引き立てている。
そういうことがわかっただけでもすばらしい。



キャラクターグッズなどをモチーフにすると、
大人の人ほど身構えててまいます。
ハンバーガーを勢いよく空中に飛ばすというような芸当はなかなかできません。
あれ、どうしてこんなところに連れてこられたのかなあ?
そんな表情で、みじゅまるは絵のなかにおさまっています。



第58回 日本ジュニア展 入選
 

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どれが目でどれが鼻だかわからない!

ポインターというのはどんな犬ですか。
もし作者にこんな質問をしたら、きっとこんな答えが返ってくるでしょう。

どれが目で、どれが鼻だかわからないッ。そんな模様の犬!

それをそのまま絵にしてしまったのがこの一枚。
作者は小学一年生。 



これが目? いや、まだらの模様?
思わず目や鼻をさがしてしまいました。

たしかにこんな模様を顔にはりつけたポインターっていますよね。
どうしてこんなところにこんな黒の模様が・・・・
といっても、これは犬の神様がおきめになったこと。
人間が口出しをできるものではありません。


それにしてもだいたん。
いえ、ワンちゃんの模様では
ありません、
この作者の描き方。

「どれがどれで、
どれがなんだか
よくわからないワールド」
と名づけてみました。

朱色ときいろをまぜたこのオレンジ色は、
春先に花屋さんの店頭に花束で出回るポピーの色です。
軽くてとうめい感があります。
きいろは、風になびいた千切れ雲みたい。



犬ばかりではなく、背景まで
「どれがどれで、どれが何だかよくわからないワールド」。
できあがってみれば、デザイン感覚にあふれたなんとも斬新な画面!

左の上のほう ↑
こんなところに自分のサインを
「どれがどれで、どれが何だかよくわからない」 ようにして
まぎれこませています!



この絵はとても小さなキャンバスに描かれています。
でも小ささなんてなんのその。
飾っておいて、しばらくして取り外してしまうと、なんともそこだけがさびしい。
ぴかぴかのオレンジ色が恋しくなってきます。

「 どれがどれで、どれがなんだかよくわからないワールド 」に
びっくりしてみてください。  

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よかったね、ラッシー、こんなふうに描いてもらえて

今回は縦13センチ、横17センチという、手のひらにのってしまうくらいのキャンバスです。



大きなキャンバスにも挑戦してもらうつもりですが、
その前にこんな小さなキャンバスを用意してみました。
きっと小さくてかわいらしいものが描かれるのではないかなあ・・。
油絵をはじめて一年。小学一年生の女の子です。
予想は半分当たって、半分外れ。

あれれっ。体がなんだかぐわーんと長いんですね。
もしかしてキャンバスが小さいので、頭がつかえてこんなふうになってしまったの? 
いやいや、そうではありませんでした。

じつはこのワンちゃん、ほんものそっくりの大きなぬいぐるみで、
立たせれば作者と同じくらいの背たけがあるそうです。
もちろん大のお気に入りで、名前はラッシー。



女の子なんだから、まさかプロレスの技をかけて遊んだりはしないでしょう。
でも遊んでほしそうにこんなふうに見上げていたら誘惑にはかてません。

ただいま、ラッシー。
いち、にっ、さんでジャンプして飛びつき、
抱きしめてころげまわったりして・・・
そういう遊び相手のお友だちです。

それもこれも、みんなこの抱きごこちのよさそうな長めの胴体のせい。



ここにスキンシップの愛情が集約されているんですから、
どうしてもこのように描かざるをえません。
感覚的にとらえたものをそのまま表現にむすびつけてしまう。
絵の原点です。
尻尾のところにサインがおじゃましてしまいました。

自慢のふさふさの毛並みも描き込まなくっちゃ。
すっすっとか、さらさらっとか、
小さな「っ」のつく言葉をつぶやきながら苦心しているところがなんともかわいらしい。

ラッシーもいっしょにつれて行きたーい。
だめよ、お荷物になるし・・。

大きすぎてひとりで留守番、
なんてことが多かったんでしょうね。
ラッシーを思いきり外に連れだし、
自慢の毛を風になびかせてあげたい。

というわけでピンク色の渦巻きの雲を
頭の上にのせてあげて。


風のなかにすくっとたっているラッシーの
高貴な姿が作者の眼には
浮かんでいるはず。
いいなあ。

この年齢の子どもの絵には、
愛情がないのにあるように見せかけた絵、
などというものはありません。
絵はとても正直。

よかったね、ラッシー、
こんなふうに描いてもらえて。

小さな器でしたが、
こぼれんばかりに詰め込んだのは
ラッシーへの愛情でした。

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かわいい いぬ




肩幅のひろい、たくましい犬です。

おやっ、目にうすいスカイブルーが入っていますね。

でもどこかきょとんとした表情。




作者の頭のなかには
描く対象のイメージがすっかり
できていたようです。

背景のみどりはとても薄塗り。

パレットナイフで絵の具を削りとって、
ざわざわと吹く風のような筋が
つけられています。

雲もみどり色。
信号機みたいにならんだハートも
またみどり。

少しずつ色合いを変えて
みどりで塗っていくうちに、
ここは・・・という部分にぶつかる。
どうしようかなッ。


作者は小学一年生。

犬の毛がみどり色で塗られたとき、
このあとなにか来るぞという予感が・・・・。 

きたーっ。

草原の道を息をきらせてのぼり、やっと頂上につく。
するといきなり視界がひらける
・・・そんな感じです。

お待たせしました。これが全体像。
どの部分をいっているのか、もうおわかりですよね。



ひとたびこの色でこんなふうに塗られてしまうと、
ほかのどんな色をもってきてもだめでしょう。
もうこれしかありません。
みどりをしっかりと受け止める色と形。

これだな。
一瞬のひらめきを実現する楽しさ。
絵を描くことのなかにはこんな楽しさもふくまれています。



透明で明るいみどり。濃いみどりとやわらかなみどり。
青。そして力強いきいろ。
青がこんなにめだっているのも意外。

それにしてもすばらしくきれいなきいろです。

その他の色はみんな一歩さがって、
黄色を引き立ててあげています。
一歩前に出てきたきいろが、この絵の迫力のもと。



すっかりみどりのなかにとじこめられてしまったこのワンちゃん。
作者のあざやかな色彩マジックにみとれ、
ぽかんとしているかのようです。

第57回日本ジュニア展入選作
 (油彩)

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